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オーストラリアで子供にシラミが!?シラミの見分け方と駆除方法

オーストラリア生活


こんにちは~ハルです!
この記事では



「オーストラリアで子供がシラミをもらってきた。どうすればいいの?」
「シラミの卵(Nits=ニッツ)の見分け方がわからない」
「シラミ駆除液を使ってみたけど、卵がまだ着いている。1つずつ卵を取り除かないとダメ?」




といった疑問についての答えを解説しています。


オーストラリアに住んでいると子供が学校から「Head lice Alert(アタマジラミ注意)」の手紙をもらってくることは珍しくないですよね。




私は最近、娘2人のシラミ駆除の経験をしました。その際いろいろ調べたので情報を共有したいと思います。同じようにお困りの方の助けになれば嬉しいです。



ではさっそく、まずはHead Lice(ヘッドライス)とNits(ニッツ)について説明していきます。




Head Lice(ヘッドライス)とNits(ニッツ)について



Head Lice(ヘッドライス)とNits(ニッツ)オーストラリアで子育てをしていると一度は聞く言葉だと思います。この二つの意味は下記のとおりです。

Head Lice(ヘッドライス): シラミ
Nits(ニッツ): シラミの卵


まずはHead Lice(シラミ)の特徴を見ていきます。




Head Lice(シラミ)


Research Gate: Head Lice


□人の頭に住む小さな虫で、人を唯一の宿主とする外部寄生生物

□体温を維持するために頭皮の近くに住んでいる。1日に数回血を吸って生きている。

□シラミの一生(約30日間):卵(Nits:約7日ほど)→幼虫(Nymphs:8日ほど)→成虫(Lice:15日ほど)

□人の頭の上で血液を吸えなければ1~2日で死んでしまう

□シラミの成虫はオスとメスがいて通常メスの方が大きい

□メスは1日に4~8個ほどの卵を産むことができる



シラミは大人よりも子供の頭に見られることが多いです。シラミは飛ぶことはできませんが、子供たちが学校などでハグしたり、遊んだりしている時に頭や髪の毛がくっついた拍子に移るようです。




シラミがいるサイン


□子供が「頭がかゆい」といってくる
□頭をよく搔いている




もちろん例外もあります。
例外だった私の体験談(痒みのないパターン)


我が家の場合、次女がまず「頭がかゆい」と訴えてやってきました。頭をチェックすると卵がチラホラ…Σ( ̄ロ ̄lll)



念のため「まぁ大丈夫だろう…」と長女と三女もチェックすると、長女の頭にはシラミが2,3匹歩いている+卵がビッシリ‼Σ(゚д゚lll)




長女は「頭がかゆい」なんて言ったこともなかったのに!? 




という、「シラミがいても頭がかゆくない」というパターンもあるので、痒がってなくても子供の頭はときどきチェックしましょう。(私も含めて)




ちなみに長女はハイスクールに通っています。小学校だけでなくハイスクールに行くようになっても気を抜けないなんて。。。涙 (笑)



三女は無事シラミなしでした。^^





話しがそれたので戻しますね。



シラミの卵(Nits:ニッツ)の見分け方


一度シラミ駆除を経験すると、シラミの卵を見分けることは比較的簡単になると思います。でも卵を見たことがない場合、見分けるのってちょっと難しいかもです。(私がそうでした。)




特に「ヘアキャスト」と呼ばれる髪の根本付近にできる付着物は、シラミの卵と間違えることがあったので違いを説明しておきます。



ヘアキャストの特徴

 ヘアキャスト 出典:https://www.shindo-hifuka.com/haircast


□細長い形をしていて、髪の毛に巻き付くように付いてる。

□色は白っぽい

指でつまんで引っ張っると簡単に取れる。



シラミの卵の特徴

シラミの卵


□卵は髪の毛の片側に付いている(髪の毛を包んでいない)

□0.8mm×0.3mmの楕円形で、黄色から白色の半透明

□卵はセメントのような物質で強固にくっついている。

指でつまんで引っ張っても簡単に髪から離れない。

□頭皮に痒みを伴うことが多い。




特徴はこんな感じです。私の場合、シラミの卵を判断する1番の基準は指で引っ張って簡単に取れるかで判断しています。通常シラミの卵であれば、爪と爪で挟んで強く引っ張らないと取れない事が多いです。



もし、あなたの発見したものがシラミの卵であればシラミ駆除をする必要があります。ほおっておくと卵はどんどん増えていくので早速はじめましょう。




シラミの駆除


Chemist(薬局)へ行ってHead Liceの駆除液を買います。どれがいいかわからなければ薬剤師さんに相談してみてください。親切に対応してくれる薬剤師さんが多いと思います。




一応私が購入した商品も紹介しておきますね。

シラミ駆除剤の画像
MOOV Head Lice



使用方法をよく読んで駆除をしましょう。
この駆除液は、乾いた髪の状態で使用します。まず、えりあし・耳の周りから駆除液をつけていきます。




その後、髪の毛を分割しながら乾いた部分がないように、残りの髪と頭皮にターーーっプリ、ベトベトになるように駆除液をつけていきます。



シャワーキャップが付属品で入っているので、シャワーキャップをつけて放置します。(パッケージには10分とありましたが、私は30分くらい置きました。)



時間が来たらキャップを外して髪の毛をシャンプーで洗います。



①~③を7日後と14日後に繰り返せば全てのシラミと卵は死滅しているハズです。





ご自身でも使用方法を読んで確認してくださいね。わからないところがあれば、Google翻訳などの翻訳機を活用してみましょう。




駆除液をつける前にきちんとブラッシングしましょう
私は娘の長~い髪にブラッシングをしないまま駆除液をつけ始めてしまったので、毛先が絡まってしまいました。
絡まっていると駆除剤がきちんとつかずにムラになってしまう可能性があるので、駆除液を使用前にブラッシングはお忘れなく。

駆除液には消費期限があります。使用前に期限をチェックしましょう。(もし家に常備品として置いていたなどの場合。)





シラミの卵を1つ残らず取る必要はある?

サルの毛づくろいの画像


駆除剤を使ってシャンプーした後、娘の頭を見ると、まだ卵が残っていました。




シラミ駆除の専用のコームを使うとシラミの死骸は取れましたが、卵は取れずに頑固に髪の毛についています。そこで思ったことは、



この卵を一個ずつ爪で取っていかないといけないの!?Σ( ̄ロ ̄lll)」




という疑問でした。

私と同じように疑問に思った方に朗報です。答えはNOです。全てのシラミの卵をとる必要はないです。



Centers for Disease Control and Prevention(米国疾病管理予防センター)より下記の記載を見つけました。

Is it necessary to remove all the nits?

No. The two treatments 9 days apart are designed to eliminate all live lice, and any lice that may hatch from eggs that were laid after the first treatment.

Many nits are more than ¼ inch from the scalp. Such nits are usually not viable and very unlikely to hatch to become crawling lice, or may in fact be empty shells, also known as casings. Nits are cemented to hair shafts and are very unlikely to be transferred successfully to other people.

However, parents may choose to remove all nits found on hair for aesthetic reasons or to reduce the chance of unnecessary retreatment.

シラミの卵をすべて駆除する必要がありますか?

いいえ。9日間の間隔をあけて2回行うことで、生きているシラミと、1回目の治療後に産まれた卵から孵化したシラミをすべて駆除するように設計されています。

多くのシラミは頭皮から1/4インチ以上離れています。このようなシラミは通常生存しておらず、孵化してシラミになる可能性は非常に低いのですが、実はケーシングとも呼ばれる空の殻である可能性もあります。シラミは毛根に固着しているため、他の人に移ることはほとんどありません。

しかし、美観のため、あるいは不必要な再治療の可能性を減らすために、親は髪についたシラミをすべて取り除くことを選択することができます。

Centers for Disease Control and Prevention



私が紹介した駆除剤は初日・7日後・14日後の3回使用するので、上の記事と使用方法は少し異なっていますが、要はパッケージにかかれている使用方法にしたがって使うと、シラミをすべて駆除できるように設計されているという事のようです。そのため全てのシラミの卵をとる必要はないです。




ただ、見た目上は取ってあげた方が清潔に見えますし、シラミの卵を全て取ることで再度シラミが孵化するという可能性がなくなります。卵をすべてとれるようであれば、取ってあげた方が良いかもですね。




枕カバー、ベッドのシーツ、服すべてを洗う必要がある?


洗濯機の画像



「シラミがいたらベッドのシーツ、ベッドカバー、帽子、服、ソファーなど全てをあわわないといけない。」という話を聞いたことがあります。ほんとの所どうなのだろうと思って調べてみました。




答えは「洗濯するメリットはない」という事でした。





ニューサウスウェールズ州の政府機関のWebサイトでは下記のように記載されています。

Research suggests that bed linen, hats, clothing and furniture do not harbour or transmit lice or nits and that there is no benefit in washing them as a treatment option. Nits and lice only live on the human head. They quickly dehydrate and die if removed from the head.

ベッドリネン、帽子、衣類、家具にはシラミやシラミの卵が寄生したり、感染したりすることはなく、治療方法として洗濯するメリットはないという研究結果があります。シラミは人間の頭部にのみ生息しています頭から取り除くと、すぐに脱水して死んでしまいます

A NSW Government Website



でもシラミを見つけた後、その枕カバーを使って寝るのって何となくイヤだという人が多いのではないでしょうか。そんな場合は念のため、60度のお湯(熱処理 約10分)で卵を撃退できるそうなので、洗ってしまいましょう。




私は洗濯機で60度で洗う設定ができたので、洗濯機でベッドリネンなどをまとめて洗ってしまいました。



お子さんのシラミ駆除が終われば兄弟・姉妹の頭も必ずチェックしましょう。奥さん・旦那さん・家族全員の頭も念のためにチェックしてもいいかもですね。



一度シラミをもらってしまうと、多くの時間と労力を費やすことになります。皆さん、子供(小学生だけでなくティーンエージャーになっても!)の頭はマメにチェックするようにして、早期発見に努めましょうね。

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